『オカルト』を観た。

 

本日はNATSUさんにゃんと遊んだ。
昼はいつもの店で蕎麦。
相変わらず旨い。



食後、伊勢原書店まで行き雑誌を買ってうちへ。
今日は観賞会は下記を観ました。

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『オカルト』
2008年
日本映画
公式サイト

 
<話>とある観光地で撮影されたビデオに通り魔殺人事件の一部始終が
収められていた。死亡2名・重傷1名。
犯行直後、犯人は投身自殺したが遺体は発見されなかった。
犯行を起こしたのは松木という青年であった。
このビデオを観た映画監督・白石はこの事件のドキュメンタリーを撮るべく
事件の被害者で唯一の生存者である江野祥平へ密着取材を試みる。
江野の証言は「事件はすべて神の導きによるもの」というものであった…。

 
<感想>ノロイ』『グロテスク』『口裂け女白石晃士監督作品の
フェイク・ドキュメンタリー映画
白石監督大好きっこの俺とNATSUさんにゃんには観ない理由はないわけで
非常に期待していた作品。
(江野祥平役の宇野祥平氏が湘南瓦屋根物語の次郎という点でも
楽しみであった。)


この作品には<派遣労働者(登録型バイト)><ネットカフェ難民
秋葉原に代表される無差別殺人事件>と現代社会で
問題視される事柄もテーマの一部として組み込まれているが、
ただ設定に使われただけという感じで、人々への警鐘的意味合いは
ないと言っていいだろう。
もっともそういう映画じゃないのでこれはこれでいいと思うが…。
オチははっきり言って結局何だったんだろう…と思わざるをえないが
個人的にはこのような題材に限っては全く問題なく、むしろ
松木・江野の異常さが際立つように思える。


劇中、奇跡が起こり始めたという江野がUFOや謎の浮遊物をビデオカメラで
撮影するシーンがあるが、ここのVFXがどうにもCGくさくて、
他の部分でせっかくリアリティを追求してもこういうところで
安っぽさがでてしまっていてもったいない。
ラストシーンでの江野のカメラに写っていた世界の映像的センスも
疑問に感じた。


キャラクターにおいてはとにかく江野祥平であろう。
江野の怪しげで横柄で不愉快な人柄は、演じた宇野氏には失礼だが
マイナーな彼だからこそがだせたリアリティのあるものだった。


総合的には非常に満足な出来だった。
フェイク・ドキュメンタリー好きとしてはクオリティの高い作品を
観る事が出来たのが素直にうれしい。
白石監督にはこれからも期待したい。



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次。
『ジェイソン村』
※これもフェイク・ドキュメンタリー作品だが映画として作られたわけではないので
観賞記録には入れない事にする。



猟奇的事件が起きて廃村になった村の事をジェイソン村というらしい。
日本には8か所あるとされていて、そのうち4か所にすごく微妙なタレントの女の子2人と
取材班で潜入するという話。
結局、夜の廃村(つか廃墟)を巡ってるだけで、最後には見せ場的なものもあるけど
そこすら旨く消化できてなくて非常に残念な出来。


予算もあるんだろうけど、こういうのはやはりセンスの問題なんだろうな・・・。


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観賞後は雑談などして夕飯へ。
今日は無難にフォルクスへ。
んでNATSUさんにゃんとは久し振りにカラオケ→風呂コース。
『GOLDEN MIC REMIX』についてはこりずに
歌い続けて下さい。